ソフトボール男子のU23(23歳以下)日本代表に、今治西高野球部出身で中京大3年の菊川智己外野手(20)が初選出された。9月12~24日にインドネシアである強化合宿を前に、菊川は「いい選手のプレーを吸収し自身のレベルアップにつなげたい」と意気込む。
八幡浜市川上小で1年からソフトボールスポーツ少年団に入団。4年から硬式野球に切り替え、今治西高では2年時に甲子園に春夏連続出場した。
大学で約10年ぶりに握ったソフトボールだが、「はじめは真剣にやるつもりではなかった」という。野球より短い距離感やプレーのスピードにすぐにはなじめず、高校まで得意としていた打撃が鳴りを潜めたことで、負けん気に火がついた。先輩らにアドバイスを求め技術を磨き、小技あり、長打ありの左の好打者に成長した。
5月の東海地区の大学リーグ戦ではベスト10に選ばれる活躍でチームを優勝に導き、代表の座をつかんだ。「うれしいがここからがスタートだと思って気を引き締めている」。合宿では強豪国チームとの対戦も控えており、実力を試す絶好の機会と捉え、来年以降のアジアカップやワールドカップ出場も視野に入れる。
18日には国体四国予選に愛媛選抜の補強選手として地元・八幡浜のグラウンドに登場。2試合で6打数6安打と打棒を発揮し、茨城国体出場決定に貢献した。「ソフトボールの魅力を発信できる選手になりたい」。「EHIME」や「JAPAN」のユニホームを着続けようと思いが膨らんでいる。
朝夕仰ぎて27の次回集会は、今治新年会(1/2[木]昼食会)、大阪新年会(1/18[土]?)、東京:土屋俊介君を囲んで(11/16[土]昼食会)。